夕暮れの重連(函館本線)

79618+D51(倶) 函館本線 小沢 1971.05〜07頃(推定)
C62重連による103レ急行ニセコと入れ替わりに小沢を発車する貨1146レ
倶知安機関区配属のD51が本務機として運用されているスジであるが小沢から一駅先の倶知安までは
岩内線運用の貨物を牽き小沢到着後構内で待機していたキューロクを前位につけ回送重連として運用されていた。

倶知安機関区に配属された7万台のキューロク4両は二つ目に加え給水温め器装着の重装備キューロクで人気の罐であった
倶知安機関区の無煙化が1973.10で実施され79613が廃車、79616が旭川区へ79615と79618は小樽築港区へ転属
その後74年に入って79615は小樽築港区で廃車となり倶知安町での保存。
79616は旭川区で1灯化に戻され旭川区無煙化後は追分区へ異動後75年12月まで追分駅入換に従事して廃車
給水温め器を搭載のまま日高町での保存となるも手入れもされず荒廃していると聞く。
74年年明け後の小樽築港区完全無煙化に伴い79618は鷲別区へ転属、この時点で稼働する二つ目重装備はこの79618だけとなる
29633廃車以降罐不足となっていた池田区の補充として74年7月に鷲別からの異動で更に生き延びたのだが…

79618 池田機関区 1974.10.20
池田ではまさかのフル装備解除となり75年3月末の無煙化で廃車となる。
廃車後新得機関区で疎開留置され未確認情報ではあるが釧路工場へは回送されず新得で解体されたと聞く
新得町にある元狩勝越え機関士大崎氏が運営する大崎ミュージアムにナンバープレートが保存展示されている。