
C57180+12系改7B 磐越西線 津川〜三川 2020.10.17
謹賀新年
古くから太陽や炎、血の色を連想させる赤色は生命を象徴する色とされ「治療や魔除け」になると考えられていました。
例えば、古事記には悪霊邪気を払うため床に赤土を撒き散らしたとの記述があり
江戸時代では天然痘や麻疹といった感染症が流行ると赤摺りのまじない絵「疱瘡絵」を飾って平癒を祈ったと言います。
この赤色、こうした命を司るだけでは無く赤によってパワーをももたらされるとも言われ
日本神話では太陽の神である天照大神を最高神とする様に
太陽の赤は日本人の心を支える心象風景として深く関わると考えられて来たようです。
その名残が今も祭りの時に赤い印を子どもの額につける風習や神社の鳥居の赤、祝事の際の赤飯など
沢山の魔除けや病気除けの伝統として残っています。
花火の赤が夜空を赤く染めた一瞬…
一年の始まりの日にこの赤に悪疫退散、平穏無事そして太陽の神のご加護が得られる
そんな一年になりますようにと願いを込めて赤い画を用いてみた次第です。
どうぞこの新しき一年が皆様におかれましても佳き一年になられますようお祈り申し上げます。
使用機材
カメラ Canon EOS 5D Mark Ⅲ
レンズ EF100mm f/2.8L MACRO IS USM