
58654+50系改3B 肥薩線 吉尾〜白石 2018.09.23
使用機材
カメラ Canon EOS M5
レンズ EF100-400mm f/4.5-5.6L IS Ⅱ USM
早いもので肥薩線に甚大なる被害をもたらせた豪雨から丸一ヶ月が経った。
2年前に段の峠から芦北町箙瀬地区を俯瞰した際には穏やかに悠久の時を刻む
エメラルドグリーンの球磨川の流れに魅了されたのだが…

豪雨直後の箙瀬地区を国土地理院がこちらの画像
線路の存在は判るものの並行して走る道路はすっかり水没している。
支流の吉尾川が球磨川と合流する辺りは特に水没が激しくその吉尾川を跨ぐ橋梁すら判らない。
今回の豪雨で八代から人吉までの通称川線のほぼ全区間が被災、道路が損壊した区間では土砂流入で
線路が埋まっている箇所を代替道路化して救援活動の車両などを通して急場を凌いでいると聞く。
一時的な代替道路化は良しとしても、これを機になし崩し的なBRT化をされない事を祈るばかりです。
人吉から湯前に通じる第三セクターのくまがわ鉄道湯前線も甚大なる被害を受けるも開業以来赤字続きの路線
復興ができるのか懸念されたが復興にかかる費用の殆どを国が負担する事になったと聞く。
一方この肥薩線はJR九州、元は国鉄とは言え今や一企業であり株式公開を遂げたそこそこ収益を出している企業には
国からの補助も期待はできず日田彦山線の二の舞にならない事を願うばかりである。