fc2ブログ
2019_09
04
(Wed)06:00

44年ぶりの邂逅 Part 1

マイコレクションとしていくつか所有するサボや愛称板などを通じて回顧的な記事を綴るシリーズ
「TETUITA memoris」そのボリューム4はキューロクの日プレ企画

201909032215458a6.jpeg

1975年4月に無煙化された帯広運転区
この無煙化まで配置されていたのは8両のキューロク達
転属して生き延びた9654以外は帯広運転区で火を落とし廃車となった。
保存されるもの、解体処分されるものと運命はそれぞれに…
当時、廃車を前提に二止めとなった罐のナンバープレートが外されるのを眺め
寂しさとともに出来るものならその一枚を手に入れたいと思うもの
そんな都合のいい話はなく夢のまた夢であった。
あれから44年の時が流れ、まさかの出物で59672のプレートが我が鉄部屋にやって来た。

20190903221547e4e.jpeg

この59672は現在、狩勝峠越えの旧線、新内駅跡の施設に20系寝台車を従えて保存されている罐
保存時のプレートは新たに作られたものらしく、現役時代のプレートは人手(多分国鉄関係者)に渡っており
それが巡り巡って我が手にやって来たのである。

59672は士幌線や広尾線、根室本線の帯広貨物ターミナル等で何度か撮影しているのだが
士幌線の黒石平で撮った俯瞰、上士幌で撮ったマヤ検など本人的には「貴重」な分類のネガがそっくり消失
手元に残るのは広尾線の幸福駅や帯広近郊で撮った物だけ。

201909032215463ce.jpeg
帯広運転区 1974.10
20190903222809b7a.jpeg
帯広運転区 1973.12
20190903222621c95.jpeg
広尾線 幸福駅 1975.03.16 (再掲)

それでも小学校の帰り道に毎日見かけた「数字だけのへんな汽車」の一両であり少年期の思い出の罐
そんな機関車のプレートと共に過ごす時間が出来たこと、44年ぶりの邂逅が叶ったことに幸せを感じてます。
(これを人は物欲に溺れると言うのでしょうね〜)

9月4日更新にてプレ企画とした「キューロクの日」
明後日の6日は「44年ぶりの邂逅 Part2」として更新予定です。

COMMENT 6

koppel-2  2019, 09. 04 (Wed) 10:40

 ひぐま3号さま 自分も小学生の頃、数字だけのへんな機関車のナンバ-の謎を夏休みの自由研究のテ-マにして模造紙に纏めて発表しましたっけ。 S44年でしたので夏休みの1日目7/21にアポロ11号の月面着陸を研究テーマにしたクラスメ-トが多かったです。
あれから50年ですか、地元大宮では9600が失われて50年経ったんですね。

まさか 高校生でメモリアルディを通過するとは・・・

Edit | Reply | 

マイオ  2019, 09. 04 (Wed) 13:06

確かに・・・

「数字だけの変な汽車」だし、最初の数字が実は百の位、というのも訳わから
なかったですね~。私は大宮に行くことはなかったので、この変な汽車に初めて
写真撮影の対象として遭遇したのは中学3年の春休み、九州は豊肥本線立野でした。
スイッチバックの線路配置も、高森線の線路配置もよくわからず、おまけに
土砂降りの雨。第一印象は最悪でしたね~

Edit | Reply | 

ぜっきあいず  2019, 09. 04 (Wed) 19:35

今日はてっきり(煮え切らないM東京支店長向け企画ツアーの先遣隊として)9/3撮影の貴重なお写真とレポートの記事かと思っておりましたら、意外な内容でした。

撮影したことがある、それも地元の身近なカマのプレートともなれば、喜びもひとしおとお察しします。入手経緯はまたの機会に聞かせていただくとして、ひぐまさんに9/6の前振りもしていただいたお蔭で、当方は例の「道外禁止」アジをする必要もなくなり、自分自身が9/6を忘れてしまいそうです。(笑)

それにしても、前振りでこの大作ですから、本番当日の記事が今から楽しみですネ~。

Edit | Reply | 

ひぐま3号  2019, 09. 04 (Wed) 23:56

koppel-2さん

コメントありがとうございます。
そうなです、数字だけの変なSL…
当時、小学館から出版されていた「学習、科学」その科学の中でSLの見分け方があり
動輪が3つでC、4でDが付くとあるのにそのCやDが無いのはなぜ?ってガキの疑問で学校帰りに見学しながら汽車談義したものでした。
その答えがわかったのは保育社から出版されていた広田敬尚氏の「蒸気機関車」あの本は以降バイブルでした。

大宮からキューロクが消える際に帯広運転区へ流れて来たのが29683
昭和48年春に廃車って事らしいのですが、撮影の記録も見かけた記憶も無い罐でした。
39685が呆気なく解体されてしまったのは残念ですね。川口の9687も危ないみたいで鉄博に収容されれば良いのにと思うばかりです。

Edit | Reply | 

ひぐま3号  2019, 09. 05 (Thu) 00:02

マイオさん

コメントありがとうございます。
キューロクとの遭遇は九州でしたか。流石、長老様、厨房時代の全国制覇の初段でのことだったようですね。
厨房で既に九州遠征って羨ましい限りです。

で、マイオさんもアルファベット無しの機関車に違和感でしたか!
この感覚の共有って嬉しいですねぇ〜これぞキューロクの日だからこそ語れる話でしね!

Edit | Reply | 

ひぐま3号  2019, 09. 05 (Thu) 00:17

ぜっきあいずさん

コメントありがとうございます。
支店業務は本務に余裕が無く派遣されずにて夢物語になっちゃいました〜
そんな訳で8の日に秋空求めて彷徨います。

思い入れのある罐のプレートを手に入れると言うことは手から離れると言うか懐から出ると言うか…遣り繰りを要しましてねぇ
現行の我が機材、特にボディは5年も使っており更新予定でいたのですがその資金がすっかり延べ棒成らぬ延べ板に(笑)
今暫くは現行機材で頑張らねばならない財政状況です〜

キューロクの日の6日、あくまでもPart2って分割させたまでですから期待を裏切りますよ。
きっと、裏切ると言うより呆れるって展開かもね(謎)

ぜっきあいずさんのキューロクの日、楽しみにしておりますネ!

Edit | Reply |