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2019_07
29
(Mon)16:30

TETUITA memoris Vol.2

マイコレクションとしていくつか所有するサボや愛称板を通じて回顧的な記事を綴ってみようかと思います。
名付けて「TETUITA memoris」そのボリューム2は…
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特急「ライラック」の愛称板です。

このライラックは1963年6月改正でDC急行として札幌、函館間に登場
1968年10月改正でDC急行ニセコにスジを譲り一度その名を消滅させるも
12年後の1980年10月改正で旭川〜札幌〜室蘭の運用で特急いしかりと急行ちとせを統合して
ライラックを名乗る列車が特急として復活。
この特急には当時の国鉄が北海道向けに新設計した781系が充当された上でのデビュー
室蘭本線電化で室蘭まで乗り入れることとなったライラックは
唯一の現役蒸気機関車となった鉄原のS-304と御崎駅で邂逅するシーンも見られた。
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781系特急ライラック 鉄原コークスS-304 室蘭本線 御崎 1981.01.15 (再掲)

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781系特急ライラック 千歳線 千歳空港(現南千歳)〜美々 1991.03.30 (再掲)

この781系によるライラックの運用も四半世紀に及ぶこととなり車齢やサービス強化の面で
後継のホワイトアロー号運用で誕生した785系に路を譲り2007年10月改正をもって置き換え
現在では更に785系をスーパーカムイの運用車である791系(一部海峡線からの転属791系も)の運用となるも
そのライラックの名は北海道を代表する列車名として継承されている。

思い出としては千歳空港に行く際に乗車したこともあるが
やはり御崎駅での蒸機との邂逅でしょうか。狙って撮った訳ではなく単なる偶然ですがいい思い出です。
悔やまれるのはネガカラーでの撮影で褪色激しくカラー再現できないことです。




COMMENT 4

ぜっきあいず  2019, 07. 29 (Mon) 20:44

脱帽

馬鹿の一つ覚えで、御崎では道路の法面からのプチ俯瞰くらいしか
撮っていなかったので、とっても新鮮なアングルです!

初出画を拝見すると、十年ひと昔で、確かに退色も進みますよね。
でも、我が事のようにショックです。


>・・・所有するサボや愛称板を通じて回顧的な記事を・・・
大いに期待しております!

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KOPPEL-2  2019, 07. 29 (Mon) 20:55

ひぐま3号さま 鉄原コークスは長い間残っていたんですね。 自分は77/2が最後でしたから室蘭線は非電化だったです。追分の入替の9600仕業がなくなつて、4月に機関区が全焼したのは進学してからの大きなニュースだったかな。Oさんの室蘭測量山からの俯瞰がキネ旬に掲載されたのが、75/5、6月号だったでしょうか?
当時は自分は前期高校三年生 衝撃を受けて夏休みに訪問したけど朝の光線が❌でした。そして翌年進学したらまさか写真部で初対面。此処からくろくまさんの十三里の話しとAさんの話しが繋がって、1年写真部を経験して、77/4にキャンパスに鉄道研が誕生する訳です。話しが前後しますが77/2にO A Kで左手の丘の上でS304を撮影して居る思い出の場所です。4年後にはライラックと撮れたんですね。

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ひぐま3号  2019, 07. 30 (Tue) 09:07

ぜっきあいずさん

コメントありがとうございます。
C56が北帰行しサヨナラ225レ以来5年振りに生きた蒸機を撮った余韻から
友人に連れられて出かけた鉄原でした。
それ故にこの一度きりで道路法面も東方に続く丘陵にも行けずで悔やまれるばかりです。
この時はまだ僚機であるS-205も現役でした。
ネガカラーの褪色、C-41プロセスは染料の問題で劣化が進みますね。
コダックよりフジの方が褪色度合いが進んでいるような気がしています。
C623もネガカラー撮りしたものや、イルフォードのモノクロフィルムXPもC-41プロセスでして
やはり四半世紀が経ち結構厳しいものがあります。

TETUITAシリーズ
琺瑯板の他に砲金板なんぞもありますので徐々にお披露目して参りますね。

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ひぐま3号  2019, 07. 30 (Tue) 09:08

Koppel-2さん

コメントありがとうございます。
鉄原コークスの産業蒸機は確か1982年頃まで存命だった記憶があります。
御崎駅の貨物取扱が無くなることにより鉄道からトラックに切り替えたのか
その逆なのかは知るところではありませんが、
今にして思えば全く無対応な時を過ごしている間に消えちゃったって感じです。
丘の上にAOKの三者揃い踏みをなさっておられましたか、流石「通軍団」ですね。
追分の炎上…高2となった4月の出来事でした。あの時、思ったのは前の年の4月に
キャロルの日比谷ラストライブ、最後にステージが燃え出すハプニングがあり
文字通りに燃え尽きた感いっぱい。
正しく、蒸機もキャロル同様に燃え尽きたって思いましたね。
なんと、どちらも4月13日って事で奇遇な一致でした。

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