TETUITA memoris Vol.2
名付けて「TETUITA memoris」そのボリューム2は…

特急「ライラック」の愛称板です。
このライラックは1963年6月改正でDC急行として札幌、函館間に登場
1968年10月改正でDC急行ニセコにスジを譲り一度その名を消滅させるも
12年後の1980年10月改正で旭川〜札幌〜室蘭の運用で特急いしかりと急行ちとせを統合して
ライラックを名乗る列車が特急として復活。
この特急には当時の国鉄が北海道向けに新設計した781系が充当された上でのデビュー
室蘭本線電化で室蘭まで乗り入れることとなったライラックは
唯一の現役蒸気機関車となった鉄原のS-304と御崎駅で邂逅するシーンも見られた。

781系特急ライラック 鉄原コークスS-304 室蘭本線 御崎 1981.01.15 (再掲)

781系特急ライラック 千歳線 千歳空港(現南千歳)〜美々 1991.03.30 (再掲)
この781系によるライラックの運用も四半世紀に及ぶこととなり車齢やサービス強化の面で
後継のホワイトアロー号運用で誕生した785系に路を譲り2007年10月改正をもって置き換え
現在では更に785系をスーパーカムイの運用車である791系(一部海峡線からの転属791系も)の運用となるも
そのライラックの名は北海道を代表する列車名として継承されている。
思い出としては千歳空港に行く際に乗車したこともあるが
やはり御崎駅での蒸機との邂逅でしょうか。狙って撮った訳ではなく単なる偶然ですがいい思い出です。
悔やまれるのはネガカラーでの撮影で褪色激しくカラー再現できないことです。