TETUITA memoris Vol.1
名付けて「TETUITA memoris」そのボリューム1は…

1988.04.29〜1995.11.03の期間に於いて新たな山線伝説を綴った
快速 SL C62ニセコ号の行先表示板と列車愛称板
「小樽ー倶知安」の紺帯差込サボは運行開始からの2年間、倶知安折返し時代の板
「小樽ーニセコ」の紺板吊りサボがその後6年間にわたり運行されたニセコまでの運行時代の板
この8年間で山線へ詣でた日数が129日間
もっとも、道民時代だった88年から91年にかけた4年間でその9割方を占めていた。
この吊りサボ、運行最終日となった95年11月3日使用の鉄文協による証明書が発行されているが
確か最終年は運行日数も少なく在庫数量の兼ね合いもあってサボ・愛称板の販売をしなかったはずであり
実質的には丸まる一年間使用された板の筈である。
その証とも言える煤の痕がサボにも愛称板にもこびりついており24年経った今でも
あの頃嗅いだシンダの匂いを思い出させてくれます。
そのシンダを思いっきり被り頭がザラザラになったのがこの撮影時

C623+スハフ44系5B 函館本線 小沢〜銀山 1990.07.08
使用機材
カメラ MINOLTA X700
レンズ ROKKOR MD50-135mm f/3.5
所謂、線炉端、犬走りと呼ばれる道床脇にある細い通路の更にハジから撮ったものであるが
当時は余程線路側へはみ出さない限り大目に見られていたが、今では全くのNG立ち位置
鉄道敷地内への立ち入りは撮影は元より通行も含めて「犯罪」ですので絶対に為さらないように願います。
この205km小沢遠方信号へは旧岩内線の跡を進み一段高い位置にある函館本線へと斜面に続く作業道を行くのだが
爬虫類との遭遇もしばしば、いつぞやはその御身を踏んでしまい「コリっ」とした感触に「ウリァ〜!」と猛ダッシュ。
当時、カール・ルイスかベン・ジョンソンかと言われた俊足ランナーをも凌駕するほどの逃げ足と一緒に行った面々に言われたほどでした。
最近は歳を重ねたせいからでしょうか、往時の物や写真などを見るたびにその頃の思い出が過ってきます。
まだ思い出せるだけ健康の証と捉えTETUITA memoris Vol.2へと進めて行きたいと思いますので
お付き合い頂けると幸甚です。