
19671 帯広駅構内 1973年12月28日
使用機材
カメラ MINOLTA SRT101
レンズ MC ROKKOR 55mm f/1.7
ネット上で無償頒布されているモノクロ写真のカラー化ソフトを利用して
45年前の今日を天然色で蘇らせてみた。
北海道のローカル支線の蒸機と言えばキューロク
道東から道北にかけては支線の貨物を牽き主要駅では入換作業も
道央においては入換の主役はキューロクであったあの頃
どのキューロクも警戒色仕様、所謂トラ塗りばかりであった。
道央に於ける入換用のキューロクではテンダー側面までもがトラ塗りであり
前から見ても後ろから見ても、更には横から見てもトラトラトラ
そんなド派手なキューロクが帯広運転区に転じて来たのは1972年の秋であった。
新津から転じてきたデフ無しパイプ煙突そして警戒色無しの黒光りすらする39697との
トレードで追分機関区からやって来たのがこの19671であった。
転入から一年余りが経ち警戒色も煤にまみれて目立たなくなったとは言え
テンダー側面のトラ塗りは健在であった。
ネガアルバムのメモを見ると1973年のこの日
冬休みに入ってヒマを持て余したのか竹馬の鉄友と帯広運転区に
お邪魔してキューロク達を眺めていたようであるがそれ以外の記憶は蘇っては来ない。
記憶の薄れに乗じたのであろうかモノクロのカラー化もすっかり薄れた色にしかならず
タイトルに偽りありってところでしょうかね。