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2008_02
17
(Sun)17:13

凍ばれる動輪

S304-21.jpg

三笠で動態保存されている
元、鉄原コークスの産業ロコS-304
小さな動輪でチョコチョコと走り廻る姿が愛らしいが
その動輪、冬の寒さに機関庫の中で休んでいても凍ばれつき
金属が凍ばれる際に見える氷紋がその証
こののち、カマに火が入れられ温もりを取り戻し
深い雪に覆われた三笠のレールの上に現れた時には
氷紋もすっかり見えなくなっていた

あの頃、毎年実施されていた雪中運行
このところ実施されていないようであるが・・・
自治体の財政難という壁がここにも現れているのであろう

COMMENT 5

gamera63  2008, 02. 17 (Sun) 21:17

>こののち、カマに火が入れられ温もりを取り戻し

ということは、厳冬期の北海道では、蒸気機関車はt、走り出さなければならないどれくらい前から、カマに火を入れて用意してたのでしょうね? 私等が、車を運転するのに、10分前からアイドリングを開始するなんてレベルではないように思いますね。
 父の時代は、機関士が、一機一機の機関車の癖をつかんでいき、そのカマがうまく走れるように運転するのが腕の見せ所だと聞きました。。競馬の騎士のような物だったんでしょうね。 機関助士なら、石炭のくべ具合をいかにそのカマにあったようにこなせるか、というところだったのだと思います。
 今の新幹線はATCで制御され、運転手にとっては、父の時代のような醍醐味はないのかもしれません。

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くろくま  2008, 02. 18 (Mon) 06:18

鉄原は一度も行きませんでした。
室蘭本線も分岐の東室蘭以南はゴチャゴチャしてるなっ、て感じで撮っていません。
のちに知人が写した俯瞰撮影を見て「撮っておけばよかった」と思いました。
広々としたヤード、電線、レールが逆光に輝くさまはまさに「鉄の町」という感じでした。

そうですか。三笠で生きているのですか。

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kenken  2008, 02. 18 (Mon) 07:45

金属のつめたさがとてもよく伝わってきます。
外から入ってくる光が空気の冷たさまでも写しているように思えます。
こんなふうに氷紋が出るんですね。
いいもの見せていただきました。

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N市のT  2008, 02. 18 (Mon) 14:21

凍てつく動輪は幾度となく見てきましたが、手元に画像がありません。
さすが、ひぐま3号さん! 目の付け所が違いますね。
すばらしいもの見せていただき、ありがとうございます。

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ひぐま3号  2008, 02. 18 (Mon) 21:53

一部のPCでは画像が入れ替わり鉄原時代のS-304が表示されていたようですが、
皆さん方は如何でしたでしょうか?
画像のファイル名が重複していたようで修正いたしました。

gamera63さん
以前、苗穂工場で検査上がりのC62に火入れから試験線での試運転までを立ち会っていましたが、火入れから2時間もするとカマ圧がビンビンになっていましたよ。
カマ1両、1両調子やクセがあったようですね。昔、C62の30号機が検査切れで廃車になる際、
機関区ではナンバーを付け替えて違うC62を廃車にしたいと言わせるほど調子のいいカマだったそうです。
ATC制御の車輌でも意外にクセとかあったりして「この○○編成は加速が違うんだよなぁ~」なんて会話が現場であったりして(笑)

くろくまさん
室蘭発車を母恋の丘から俯瞰する撮影は有名でしたね。
室蘭機関区のラウンドハウスや室蘭港の船舶、そして右手には製鉄所と「室蘭」が凝縮された絵になっていました。私も無煙化後に「見ただけ~」って撮影はしていませんです。
この鉄原は御崎駅のところでここも丘の上から俯瞰できる所があったのですが、行ってませ~ん(涙)

kenkenさん
この金属が凍る時って濡れた手で触ると大変!
手が張り付いてしまい、無理やり取ろうとすると皮膚が剥がれる思いの痛さですよ
良く、自転車のハンドルでその被害に遭っていた私です(笑)

N市のTさん
三笠で保存されているS-304、機関庫はトタン張りの掘っ立て小屋でした~
そのせいか、冬場の冷え込みで凍りつくシーンを見ることが出来、確か28ミリの広角レンズだったと思うのですが、ググッと寄って撮ってみたものです。フィルムはRDPです。ゴーストが入ってしまいましたが半逆光を利用して氷紋が目立つ工夫をしたような気がします。

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