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2012_06
13
(Wed)22:47

心に棘が残る1枚

20110103-IMG_3925.jpg
C56160 函館本線 張碓~朝里 1980.11.19

この画を撮ってから既に30年以上の歳月が流れている
11月の北海道は正に冬の始まりかの如く気温は低く
とりわけこの海岸沿いは海からの冷たい風が吹きつけ心底冷える所であった

汽車を待つ私に「寒いべぇ~こっちさ来て暖まればいっしょ」と
番屋で網を繕うお爺さんが声をかけてくれた
番屋ではストーブが焚かれ、冷え切った身体に正気が戻る感じが。
奥さんであろう、老婦人がコーヒーを入れてくれる。
温かくて美味しい・・・
「汽車さ撮って面白いか?」「昔は毎日、全部汽車だったなぁ・・・」
などと、お爺さんの話を聞きながら人の温かさをも身に沁みる
「ここで撮った写真を送るね」そんな約束をし、この画を撮りに線路際へ

数日後、四つ切に引き伸ばしサービスフレームだかのパネル化した
この画がDPE店で仕上がるものの・・・
梱包が面倒だなぁ~なんて放置。更に悪いことに上階の漏水が
自室に漏れ伝わり、放置していたパネルに沁みてしまう

あたかも送らなくていいやとの理由を作ってしまい、約束を反故したまま
月日は流れ、一時のC56運行で復帰した罐撮りもそのまま休止
約束も反故したことすらも忘れたまま、時間だけは流れて行く

10年ほど前にPCを導入しHPでも作ろうかと昔撮ったネガなどを見ていると
この画に目が止り、あの時の温かさが思い出されると同時に心の棘が痛み出す

「楽しみにしていただろなぁ・・・」
そう思うと、心が痛い。その痛みは時が経てば経つほどに痛むものである。

お爺ちゃん、あの時はありがとう。
約束を守らずにごめんなさい。



COMMENT 6

ぎんちゃん  2012, 06. 13 (Wed) 23:47

   

こんばんは
いい話ですね、じーんときました。

私も歌志内線神威駅の駅長さんにラーメンを作ってもらい
お礼に写真を送ると云って、ばっくれてしまいました。
実はプリントするお金がありませんでした。ごめんなさい。

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まこべえ  2012, 06. 14 (Thu) 00:14

   

あ~ こんな話を読んだら、また思い出してしまった、心の棘。
大沼公園駅の鉄道弘済会のおばちやん。
お土産に売店にさがっていた浮き球までくれたのに、約束したシロクニの写真、パネルにして送らなかった...
ぎんちゃんと同じで、半切にのばすお金がなかった(というか、つぎの旅行にお金をまわしてしまった)
こういう心の棘、一生抜けないんだよね。

おばちゃん お土産ありがとう。
あのときのおばちゃんの笑顔、いも忘れない。
約束守れず、ごめんなさい。
いまもお元気かなあ。

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ひぐま3号  2012, 06. 14 (Thu) 19:15

ぎんちゃんさん

心の棘仲間がいらしたことなんだか凄〜く安堵しちゃいます。
カミングアウトして、ひぐまは人でなし(もっともクマなんですけど)と思われるのではと
記事にしてから少々後悔していたもので…ホッとしております〜

歌志内線の神威で手作りラーメン、さぞや美味しかったでしょうねぇ
時が経つと心の棘もいい思い出ですよね!

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ひぐま3号  2012, 06. 14 (Thu) 19:23

まこべえさん

え〜っ!まこべえさんもですか〜!
まさかの展開に驚いています。
すっかりカミングアウト大会となっちゃってますね(笑)
時系列で言うとまこべえさんが一番古いお話ですね。長い間、心の棘がチクチクだったのでは?
大沼公園駅のキヨスク、(当時は鉄道弘済会でしたね)今も営業はしておりますが
おばさんはどうでしょうね〜40年以上ですから、おばさんも、あの字が途中に入って
おばあさんでしょうからね。元気でおられるといいですね。

こうして、懺悔したので、まこべえさんも、ぎんちゃんも、そしてひぐまも
許して貰えることでしょうね。改めて、当時の皆さんに感謝とごめんなさいです。

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くろくま  2012, 06. 14 (Thu) 19:48

   

現役時代、この辺りは架線があったので写しませんでした。
木造住宅? が雰囲気出してます。
番屋でのおもてなしと約束事……、共鳴する世代がやって来ますね。

ぎんちゃんが神威でラーメンを戴いたのは有人のころですね。いつ頃かな?
まこべえさんは大沼公園ですか。北斗とD51のすれ違いを撮られた頃かな?
くろくまも北母子里や上武佐などで駅長さんからお茶をご馳走になりました。

そんな中でも、蒸機終焉の前夜に泊めていただいたKさんを思い出します。
無人駅十三里で野宿しようとしていた僕らを招き入れていただき、夕食、風呂、
暖かいお布団、心のこもった朝ご飯まで戴いてしまいました。
ご家族と記念写真を写し、帰宅してから半切のパネルを送らせていただきました。

あの頃の、ほのぼのとした人の温かさを思い起こしてしまいました。ありがとね。

おっ、オツが満塁のピンチを切り抜けたぁv-290

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ひぐま3号  2012, 06. 15 (Fri) 00:20

くろくまさん 

あらあら、ちゃんと履行なさったようで、棘なし地蔵ですね(笑)
でも、ちゃんと「心温い思い出」はお持ちで、旅先での人情って言うか
温かみあるふれあいは一生の宝ですよね。
若い時だからこそ味わえたのであって、今はもうそんな情けをかけてくれることは
無い年齢層になっちゃいましたから、逆に若い人に情け深くなければならないのでしょうね
写真を送る約束こそしなかったものの、仁木の畑でC62を待つ間、昼寝していたら
目覚めに戴いた冷えたプラム。ブドウ畑に入れてもらって撮影し
帰りがけにもいだブドウを戴いたり・・・色々、温かさを得たことって忘れませんね
こちらこそ、みなさんの温かな思い出に感謝です。

オツの勝ち星が消えてしまった・・・例え愛すべき虎が相手でもオツだけは別で応援していたのに・・・
マイケルでマケルだなんて洒落にもならないですねぇ~

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