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2023_07
26
(Wed)06:00

C56160+12系5B 北陸本線 米原〜坂田 2017.07.02

使用機材
カメラ Canon EOS 5D Mark III
レンズ EF16-35mm f/4.0L IS USM

空模様のかげんが悪くなる前に 行くあてのない旅に出よう
昔から人はみな旅が好きなんだ
北の果てにも人生があり 南の果てにも歴史がある(Lyricist: S.Amano)

昔、こんな歌があった。
確かこの時、撮影後にその歌を思い出し口ずさみながら坂田駅へ撤収移動
電車に乗った途端に雷雨となった。
当然ながらこの列車の戻りも東海道線の梅小路返却重単も撮らずに帰還でした。

因みにこの列車煙が全くないものの結構歯切れの良いドラフト音を奏でての力行
単なるスカ写真にしか見えないのでモノクロ仕上げで目先を誤魔化してます〜(笑)

2023_07
19
(Wed)06:00

C58139 根室本線 釧路〜東釧路 1971.12 釧路川橋梁

月日の流れはアッと言う間に流れもう7月も第3週の水曜日。
第3水は定例の師匠が撮影した現役蒸機の日と言う事で釧路川橋梁を渡るC58の画です。
何の変哲もない橋梁を渡る画を敢えて選んだのは「ランボードのホワイトレター(白帯)」が気になっての選択
この頃(1971年当時)釧路や北見の罐で白帯を入れたC58は何号機なのか?
実のところトップナンバーの1号機も元お召牽引機の106号機も白帯は入れられておらず
唯一33号機だけがG2デフを移植後に施しただけでした。
となるとこの牽引機は何号機か?検索に次ぐ検索をネット上でかけてもそれらしき罐の画像にはヒットせず。
ナンバープレートが識別できずスノープロウと前方ステップの取り付け形状などの特徴がある
戦前型C58と言う条件から絞り込むも特定には至らずお手上げ状態。
そうだ、ネガの原版から識別して貰おうとデータを用意してくれたキツネメ君に問い合わせると
139号機であることが判明したのだが…(さらなる謎が)
今度は139号機に絞って往時の画を探すも白帯を纏う画には全くヒットせずの結果に。
この139号機1960年に米子から転属して来た罐であるが時既に10年以上ではその当時の名残でも無さそう
デフに黒い丸の跡が見えるのが往時の名残、そう後藤工場標準の円形プレートがつけられていた証
これ33号機に盛られたG2デフにも385号機が米子時代に冠せられておりパレオが模した際にも再現されましたっけ。
<参考画像>秩父鉄道C58363装備時のもの。2013.10.18撮影
20230718163114421.jpeg

ちょっと余談に流れましたがホワイトレターの意味は結局分からず恐らくこの当時一時的に施されたのではないかと。
ここから先はあくまでも勝手な想像ですが…
往時、C581が梅小路に収容される事となり特別保全の保存向け整備がなされることに。
この整備上の一つとしてホワイトレター化を139号機を用いて試験的に実施したのでは?
そして梅小路入りする1号機、その後を継ぎ鉄道100周年記念のスター機として33号機に施し試験実施の139号機は黒に戻されたのではと。
33号機に施したJNRの切り文字も1号機のデフにデザインを変えて施しておりこの辺の事情を想像するのも面白いものである。

この139号機、データベースで履歴を調べると戦時中にメーターゲージに改軌され泰緬鉄道に送られる寸前で制海権を失い
輸送のリスク回避で南方送りを断念し狭軌ゲージに復元され最終最後のC58となる長寿を全うする運の強さ

個人的にもこの139号機には縁が有り池北線の本別から池田まで乗せて貰った事、
自分にとって最後のC58撮影となった1527レの牽引機もこの139号機でした。
今は旧湧網線計呂地駅跡に保存されており状態も良いと聞く。いつの日にか訪れて往時を懐かしみたいものです。

2023_07
12
(Wed)06:00

C571+12系改5B 美祢線 渋木〜於福 1993.11.12

使用機材
カメラ MAMIYA M645SUPER
レンズ Mamiya SEKOR C150mm F3.5N
フィルム Fuji RDP

6月30日から7月1日にかけて西日本で発生した大雨により第6厚狭川橋梁が流出して全面運休を余儀なくされた美祢線
かつて2010年の梅雨前線豪雨の際にも第3厚狭川橋梁の流出など甚大なる被災をし全面運休となり復旧に1年以上かかった
その際にJR西日本から「美祢線は近年の利用状況から本来的には廃止したい路線と位置付けている」と言われたらしく
それから十数年が経つ今ますます利用状況が悪化している中での今回の罹災ともなれば存続は厳しくなるやも。

このパターンで消えたのがJR北海道の日高線JR東日本の岩泉線。廃止が決まったが根室本線の富良野〜落合間。
JR九州の日田彦山線ではBRT化で路線維持は断念。
更にその方向(路線の維持はしない)で動きつつあるのがJR東日本の津軽線(蟹田〜三厩間)とJR九州の肥薩線とあっては美祢線が
新たな廃止対象として加わる事にならないよう願うばかりです。

さてさて画の方
その美祢線で撮ったC571によるSL弥太郎号の姿
大ヶ峠に向けての勾配区間が始まった辺りでの撮影、C57がこの画の左側にフレームアウトした途端に
C57の1750ミリの動輪がシュシュシュシュシューと空転を始めガクンとスピードダウン
空転を繰り返しながらじわりじわりと登って行く姿が印象的でした。

2023_07
05
(Wed)06:00
20230703152023995.jpeg
C623+スハフ44系5B 函館本線 蘭島〜塩谷 1990.08.15 快速SLC62ニセコ号 9163レ


使用機材
カメラ MAMIYA M645
レンズ MAMIYA SEKOR C210mm F4.0N+TELECONVERTER 2XN
フィルム ILFORD XP-1

1990年夏
動輪の軸発熱から運休を余儀なくされ一時的に苗穂工場に緊急入場の上で修繕を施したC623
前日の8月14日は復旧初日とあってDE152504のエスコートで運行しての様子見
苗穂の守人達の技術が活きて軸発熱は起こらず翌15日からはDE無しでの運行となった。
午前中の雨とは打って変わり夏の陽が強く差し込む雨上がりの午後
花道とでも言うべき「蘭塩」お立ち台を「安心してください走れますから」と
言わんばかりに快走する姿を見せてくれた。


どう?正しくこれぞ「THE C62」って言う雰囲気でしょう〜
2023_07
01
(Sat)09:00
202306300818471e7.jpeg
DD511192+キハ120-13+キハ120-301 JR京都線 高槻〜摂津冨田 2023.06.25 網干配給列車 配8735レ

使用機材
カメラ Canon EOS 5D Mark III
レンズ EF100-400mm f/4.5-5.6L IS Ⅱ USM

久々の「土曜無煙更新」です。
今や定期運用を持たぬDD51が休日にしかもご近所を走るとあっては撮るしかないでしょう〜
このじめっとした時期にからりと晴れた日とあっては機材の虫干しにも丁度良しってぷらりとお出かけ。
このDD51の運用は亀山配属のキハ120を網干総合車両所へ検査入場させるための配給列車
ひと月ほど前には網干出場による亀山への配給も撮っており
その際に訪れた高槻川橋梁に再来し前回とは別の立ち位置にて撮ってみた。

もう少し引いて川面に落ちる機影も入れキハの尻切れをせずにしっかり写り込ませる構図にしようと思うも
後から来た鉄が中洲にちゃっかり立つものでフレームアウトさせての切り取り画です。

「どけーっ」と罵声を浴びせればいいって?
ずーっと後ろの堤防の上から望遠使っての撮影立ち位置ですし、元より気合いの気の字も入らぬ身
そんなその辺の「クズ撮り鉄」みたいなことは致しませぬ〜ってね。


運行の情報を頂いたMさん、いつもありがとうございます。